東光寺の日々

東光寺の暮らしのなかから創作される、詩歌や散文。

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不幸について

その陰は
わたしにしか見えない
鏡にもうつらない
ぼんやり感じる悪魔か
やさしい隣人とでも言おうか

その陰に包まれるとき
わたしの脆い細胞の迷路は
にがい水にみたされ
おのずから
生滅をくりかえす

しあわせが
隣人のように
やって来たとしても
黄金の羽を眩しくはばたかせ
たちまち消え去るだろう

その陰が
私と重なりあうとき
わたしはわたしを
はっきり感じる
昨日から今日へと
そう確かに生きていると

あってなきもの
なくてあるもの
それが
じぶんというもの
陰と溶け合って
苦楽の海に泳いでいる

IMG_5816.jpg

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