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東光寺の日々

東光寺の暮らしのなかから創作される、詩歌や散文。

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パン作り

そもそもは
喘息になったことがきっかけだった
発病は父と同じ二十五歳で
夜毎咳が出るようになった

医師から
喘息ですね
家族に喘息の方はいますか
と言われて
頷いたわたしは
母にそのことを告げると
お父さんと同じだね
やっぱり二十五の時だった
と不思議を思い見る顔をした

病気は神様からの贈り物だ
などという心境になったのは
それから十年以上も経ってからだが
喘息は
もし健康だったら得られなかった
いろんな出会いを恵んでくれた

玄米を食えという僧侶に出会い
指物師だった詩人のわたしは
芝居を書いて公演しながら
額縁
彫刻
仏像彫り
玄米菜食
自然食
楽健寺と楽健法
東洋医学
丸山博
甲田光雄
アーユルヴェーダ
有害食品研究会
酵素風呂
天然酵母パン
東光寺へ止住
パソコンに習熟し
使いこなせるようになっていたので
二度目の
日本アーユルヴェーダ学会本部を担当したり
東京楽健法研究会を立ち上げる
毎月の福山と東京教室
東京のホテルで
年間通算一ヶ月は暮らしている
新聞
雑誌
テレビなどの取材
本の刊行など
いろいろやってきたものだ

ではありながら
零細企業そのままで
日曜日夕方パン種を仕込み
月曜日
丑三つ時からパン作りに工房へ入る
家内とふたりで
金儲けにはつながらないパンを
いまも作っている

生きるとは何だろう
詩を書く
芝居を演ずる
パンを作る

体解した
指物師の手は
楽健法にも
パン作りにも
そのまま通用する手で
パソコンを操作するのも
やはり子供の頃に体解した
本能のような動きが
支えてくれている

齢のことは
考えまい
今日していることは
明日もまたできるのだ

毎日は
明日もつづく


●出演したテレビ
がっちりマンデー

奈良テレビ 校区を歩こーく



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| 東光寺山博物誌 | 08:52 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑















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