FC2ブログ

東光寺の日々

東光寺の暮らしのなかから創作される、詩歌や散文。

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

冬景色

こころが枯れそうな眺めが
いつも通る街路で
毎年きまって繰り返される

わが友達のゆりのきが
まだ葉っぱをいっぱい広げて
緑陰をつくっている時期に
幹だけを残して
ぶざまなオブジェのように
すべての枝を切り落とす

街路樹の枝を切ってはならないと
条例を最初に決めたのは
わが古里の徳島県だということだが
わが住む町
桜井市は
伸ばしておいて
なんの不都合も無さそうな街路樹まで
年に一回かならず
無残にも切り取ってしまう

もんちっちなんて店で
パンに使う特大のリンゴをいつも買うのだが
この前の道路のニセアカシアは
先月から丸裸にされて
恨めしげに僕を見返してくる

鎮守の杜の大木を
腰から上を胴切りした神社もあって
ぼくはあっけに取られると言うよりも
怒りがこみあげてきたが
かくも樹木を虐待して平然たる日本人には
自然崇拝のかけらも無く
かような人たちが
きれい事をいって大手を振ってる
この地上から
はやく消えていきたいような気持ちにかられる

あなたは
大事な友達の木
崇拝する木をもっていますか
目を閉じれば
浮かんでくるような懐かしい大木を
友達にもっているひとは
さいわいである



IMG_1652.jpg
関連記事
スポンサーサイト



| 東光寺山博物誌 | 21:56 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑















非公開コメント

http://iwaresantokoji.blog.fc2.com/tb.php/100-d458296c

PREV | PAGE-SELECT | NEXT