東光寺の日々

東光寺の暮らしのなかから創作される、詩歌や散文。

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無患子の歌

毟られた無患子の苗木の先端から
三センチばかり伸び始めた新芽を確かめて
水曜日から月曜日の夜まで
東光寺を後にした

福山経由で上京し
東京のふたつの講座を無事すませた
美味しんぼの原発鼻血の感想なども質疑にあがって
いまの時代の空気では
たぶん敵視されそうなラジカルな発言をしたりする

いま風評被害さえながさなければ
必ず起こるであろう未来の悲惨には
見ざる言わざる聞かざるの民であれかしと扱う
意識の低い政治家を選んだのも
民そのものであって
お前の敵はお前なんだということに気づかないまま
隣に暮らしている非力者同士が
いがみあったりしているのである

無患子の芽が
どれくらい伸びたろうか
などと思いながら
東光寺へ帰った

日没の遅くなった昨日は
七時半ごろまで明るかったが
すっかり暗くなった八時過ぎに帰った
本堂前の無患子に
車のキーに付けてある小さな懐中電灯を向けると
無患子の芽は
三本の長い枝のように
腕を広げていた
たっぷりと手水の水を杓で掛けてやって
お休みと声をかけ
庫裡の戸を開けて部屋に入る

ずしんと身体の芯に疲労感があったが
無患子の伸びた様子が
心に新芽を萌えさしている

今夜は
ぐっすりと
安らかに眠りにつけそうだ
有り難うおやすみと
だれにともなくいって眠りにつく


DSCN0850.jpg
毟り取られてから三週間後に伸び始めた新芽、5/14撮影


写真 1
伸びてきた本堂前の無患子 5/20撮影

写真 2
無患子の手首用数珠 これを入手したのが無患子を植樹するきっかけになった






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